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雪姫「どうしました?」
背後「ご感想を頂いて、浮かれてホイホイ書いていたんだがな・・・。」
雪姫「あぁ、ネタに詰まって頭を抱えていましたね。でも、ある程度は内容も固まったんでしょう?」
背後「うん、書く事はある程度固まってきたんだけどね・・・・・・長くなっちゃった。」
雪姫「文章力の欠如が露骨に出てしまいましたね。」
背後「うあぁぁ、言わないでぇぇぇ。」
雪姫「内容も・・・・・これは酷いですね。」
背後「嫌ぁぁぁぁぁぁ、ごめんなさいぃぃぃぃぃ!!」
雪姫「しかも・・・・なんですか、この区切り方は・・・・。」
背後「やはり、気になるところで区切るのはセオリーかと。」
雪姫「・・・・・・・・。(にっこり)」
「・・・・・・・イグニッション」
目の前に境内へと続く石段を見上げて、静かに【起動】のキーワードを告げる。
手にしたカードは姿を消し、雪姫はそれに描かれていた姿へと変貌を遂げた。
手には槍、瞳に意思、胸の底には闘志を宿して・・・風の如く一気に石段を駆け上がる・・・。
(居る・・・ッ)
近付いてくる強大な気配は空気を震わせ風を妨げる。
駆け上がる足を緩める事無く雪姫が構えた片鎌槍の穂先は凶悪な気配を切り裂いて、やがて・・・
「「ギッ・・・・イィィィィィン!!!」」
上段から振り下ろされた刃と噛み合って鋭い金属音を周囲へと響かせた。
「我ワ・・・天下ヲ統ベル・・・・・コノ天下ヲ・・・武ヲモッテ統一スル・・・」
「貴方一人でどうやって?仕える臣は既に亡く、率いる兵も失って、時の流れに取り残された貴方には妄執しかありませんよ。」
「ナラバ・・・今一度集ワセル・・・我ガ刃で生者ヲ屠リ、我ニ従ウ兵団ヘト仕立テ上ゲテクレヨウ・・・」
「やらせません・・・貴方の妄執、今この場で断ち切らせて頂きます。」
「ナレバ・・・貴様ヲ最初ノ兵トシテクレヨウ!!」
眼前に立ちはだかった地縛霊・・・真紅の甲冑に身を包み亡霊と化した馬に跨り、その両腕は6尺をゆうに越える大身槍を軽々と振り回す
。
群雄が割拠し天下を目指した戦国の時代より舞い戻った、名も失った武将の霊を眼前に見据えて雪姫は
「焔よっ!」
一つ、二つ、三つ、四つ・・・無数の炎の矢となって炎の魔弾が豪雨の如く武将へと降り注ぐ。
その姿が見えなくなるほどの炎が燃え盛る中へと微塵の迷いも無く突き込む槍は、しかし金属音と共に弾かれ続ける。
「ヌルキ火矢ヨ・・・」
「ッ!?」
烈火の痛みに炎を撃ち込んだはずの己の肩を貫かれ雪姫が眉を顰めた。
チラと視線を向ければ白地の着物は紅く染まり、漆黒の穂先が肩を貫いていた・・・。
瞬間、視界は目まぐるしく移り境内に植えられていた木々のうちの一本へ叩きつけられて
ようやく己が横殴りに吹き飛ばされた事に気がついた。
(力の差がありすぎますね・・・。)
絶望的なほどの力の差を見せ付けられても雪姫の笑みは崩れない。
異形が故に幼い頃から恐れられてきた。
孤独を紛らわせる為に笑ってきた。
いつしか笑顔以外を失った。
だから今も笑っているのか・・・?
「死・・・ネ・・・・・。」
ゴシャァ!!!
武将が振り下ろした大身槍が不快な破砕音を立てた。